小指の爪が少し剥がれて、その中に泥が入った。
大袈裟に痛がっていると、現場監督(?)が駆けつけてきて、
「傷口に泥が入るのは危険(多分破傷風?)だから、すぐに事務所に戻って治療してもらった方が良い。」
と言われた。
言われると怖くなり、水道で必要以上に洗ってしまった。
3日目に突入し体が大分順応してきた。
体へのダメージも想像より軽い。…男30、まだまだいけますよ(笑
「日曜日も泥かきはあるのか?」
と事務所の人間に聞くと、
「日曜日は休みだ。」
と言われたので今日はお休み。
今日1日しっかり休んで体の疲れを取り、泥まみれの服も洗わなくては。
けれど今日もあそこの家族達は泥かきを続けているだろう。
被災者に休日は無い。
誰かが言っていた。
「好きな時に手伝って、好きな時に休めばいい。それがボランティアだ。」
嫌ならしなくてもいいのだ。
どこまでいっても私は被災者とは違う。そういう部分でどうしても分かち合えない感情がある。
それでも、
「また月曜日な!」
と手を振る家族の顔を見ると、
もう少し続けよう。
と思ってしまうのである。
↑「スタミナ」といえば「韓国料理」でしょう。アンティグアにも「美味」がありました。