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眠れずに
サンパウロ-ブエノス間の車中にて。


バスの中で2度目の夜をむかえ、眠ることもできずに、ただ窓の外をぼんやりと眺めていた。

はるか彼方に名も知らぬ街の灯がいくつも輝いている。その光が遠くにいくほど重なり合い、不均一な線を作りだしてオレンジ色の地平線を描いていた。地球が球体である証だ。
地球は平面ではない。だからよく見るとその線は当然緩やかにカーブしている、はずなのだが…私の目にはどう見てもまっすぐにしか見えない。

昔、人は「地球は平面で世界には果てがあり、そこまでゆくと滝があり、その先は奈落になっている」と長く信じていたらしい。幸いにして私は、今日の現代文明から享受した知識によって「そうではない」と簡単に割り切れる。それでも、私が見るオレンジに輝く地平線はまぎれも無くまっすぐの線だった。
滝がある、とははなから思ってはいない。けれども、丸い球の上にのっている、とも感じてはいない。

私の知らない事実が立証していることを「真実」として無警戒に受け入れる。それを「知識」と呼ぶ。概して疑う余地は無いわけだが、その知識をいつから体験したことのように思い始めたのか。オレンジ色のあの線は本当に地平線なんだろうか。

使い切れぬ闇の時間の中で、そんな答えの無い問いを作っては消していた。
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by na1jp | 2006-03-10 12:10 | アルゼンチン共和国
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