大掃除も終わり年末まで特にすることも無く、残った拭き掃除を片付けながら、
「暇だなあ」
と呟いていると、
「肉でも焼きますか」
と天からの声が。いやいやお寺の人の声が。
アルゼンチンの人はとにかく肉を焼くのが好きだ。暇さえあれば焼いてる。言い過ぎではないですよ。街の工事現場なんかを見てると、作業員の1人は仕事をせずに、昼飯のアサード(バーベキュー)に使う炭に一生懸命火を付けてたりする。で、昼になるとみんなで道端で肉やチョリソを焼き始める。ついでにビールも飲む。これで午後から仕事が出来るんだろうかと心配になるのだが、多分あんまり進んでないと思う。そういうお国柄です。
「肉を焼く」ということで3人の意見が一致したので速やかに仕事を中断し、各々分担作業で食材の購入、炭の準備、テーブルの支度に取り掛かった。こういう時はみな喜んで時間と戦う(笑
↑寺の裏庭にはアサード用の網が並んでます。
↑火を起こし、網の上で炭を焼きます。
↑炭の火が適度に落ち着いてきたら、炭を別の網の下に置きます。そして肉セット!
弱火でじっくりと焼いていきます。
↑完成間近。ヨダレが止まらん、というか3人分にしては多過ぎないか??こらこらビールを飲もうと誘惑するんじゃない。
3人の善戦も虚しくかなりの量の肉が余り、やむなく冷蔵庫行きに。でも肉がめちゃくちゃ安いんでついつい買い過ぎちゃうんですよね。3人午後の気だるさに包まれながら、嫌々顔丸出しで残りの掃除に取り掛かったのでした。