毎年冬になると「さかむけ」ができる。爪の生え際のちょっと上のあたりが剥けてしまうアレです。「ささくれ」と言うほうが一般的なのかも知れませんが、うちの実家のほうでは「さかむけ」と呼んでいます。
このさかむけというのは、主に体のビタミン不足、水分不足、油分不足から来るそうですが、冬場乾燥した時期になる確率が高いです、私の場合。
そして昔から「さかむけしてるのは親不孝してる証拠」というふうに言い聞かされてきたんですが、これは「親からいただいた大切な体を粗末にしている」とか「さかむけになると痛くて親の手伝いもロクにできなくなってしまうから」という理由からきているそうです。
幼いころのイチダイ少年はそりゃあ悩んだもんです。「オレはそんなに親不孝モンなんだろうか?」と。
やがて成長し、「オレが毎年冬になるとさかむけするのは、親不孝とは微塵も関係が無い。」というように納得するようになっていたのですが、いま指の先にできているさかむけの数々を見ると、「ああ、オレって親不孝してます…。さかむけになっても文句言えないです。」と痛切に感じるのです。「親孝行、したいときに親は無し。」、てな言葉も胸を締め付けます。
関係無いですが、昨夜チョリパン屋の前を通ると、大将が店を閉め切って大暴れしていました。イスなどを放り投げてなにか叫んでいました。入り口の小窓から覗いていた他の人たちも、「今は放っておいたほうが良い。」と言ってました。大将にもきっと辛いことがあるのでしょう。アルゼンチンの敗退とか…。
↑極まれにですがこういうものも食べます。サーモンばっかしはさすがに気持ちが悪くなります。
↑ある方から「亀はどうしているのだ?」という質問をいただきました。現在亀は冬眠中です、多分。